最近ミニバンで後部座席向けにフリップダウンモニターを装着しているのをよく見かけますね。うちのフィットにも後部座席向けにモニターを設置したいと思ってた時期もありました。そんな中、何気なくヤフオクを徘徊していたところヘッドレストモニターが最近安く出回っていることに気付き、手が出せそうなものに入札したところ落札出来ちゃいまして。ひょんな事からヘッドレストモニターを手に入れることが出来ました。
ヘッドレストモニターは今がお買い得!?
一昔前はカスタムカーには必ずと言っていいほど取り付けられていたヘッドレストモニターですが、最近はあまり見かけなくなりました。と言うのもヘッドレストモニターが実は車検対応パーツではないからだと思われます。
車検に通らない理由は構造的に強度が不足していることと、モニターが露出してていることから事故した際に後部座席に乗車した人が怪我をする可能性があるからだと考えます。一時期はヘッドレストモニターにカバーを被せれば車検もクリア出来たと言われていましたが、最近は厳しくなったようでカバーを被せても駄目なんだとか。そんな事もあって手放す人も多くなり、需要も低くなってきていることから安価になっているではないかと考えています。
車検に通らないため、ヘッドレストモニターの取り付けについては自己責任ということになってしまいますが、機能的で見た目もスッキリ取り付けられることに魅力を感じ、軽い気持ちで入札してみたところ、落札出来ちゃいました。
ブラックレザー仕様のヘッドレストモニターが2個セットで分配器も付属していて3500円での落札。送料は着払いで1000円ちょっとでした。受け取り後、早速自宅にて通電確認を行いました。
付属していた配線をモニターと繋げ、安定化電源からDC12Vを接続して確認しましたが、無事モニターに電源が入りました。また手持ちのデジカメからビデオ出力を行い、映像入力したところちゃんと映し出すことにも成功し、正常に動作しそうです。外観的にも綺麗で損傷は見られませんでしたが、通電確認を終えて片付けようとした際に片側の電源線がヒューズホルダーからポキっと 折れてしまいました。
どうやら熱や紫外線の影響を受けて被覆が硬化し折れてしまったようです。よく見ると集合部の根本も折れかかっています。
当然ながらこのままでは使用できないので、取付前に修理しなければなりません。カッターナイフでゴムの保護カバーの接合部を切り開いて電源線を引き出し、手持ちの電線とハンダで繋ぎました。
このあと自己融着テープをハンダ部に巻き付け、更にビニールテープを巻いて保護。これで使用できそうです。
修理後に改めて通電確認を行いましたが、問題なし。これで車両に取り付けられそうです。しかし、またしても問題が発覚。もう一方のモニターがちょっとした弾みで取れてしまいました。
何故取れたのか観察してみると、以前の持ち主が過去に分解を試みたようですが、隠しネジに気付かないまま分解したのかネジ部が破損しており、それを無理やり接着剤で引っ付けたような形跡がありました。
これには流石に閉口しましたが、皿ビスに変更すれば固定出来るかな?と思い、手持ちの皿ビスをねじ込んでみたところ無事モニターを固定することに成功しました。
色的に目立つので油性マジックで黒く塗りつぶしておきました。
3500円で落札出来て嬉しかったものの、その裏には色々とありましたね。でも、これで本当に車両に取り付けられそうです。
取り付けについてはまた次の更新で書いていきたいと思います。