楽ナビ AVIC-MRZ77の取付(作業編その2)

前回の記事では楽ナビ本体への固定金具取付とインパネへの固定ナット取付まで行いました。

前回の記事では楽ナビ本体と取付キットを開梱して不足品がないか確認するまででした。 今回は記事では実際にカーナビの取付作業...

今回は配線接続から作業完了まで。この記事では取付キットでカプラーオンでは接続できない部分を主に説明していきます。

車速信号入力線への結線

まずは車速信号入力。ピンクのケーブルです。
FIT(GE6)の場合、オーディオハーネスまで車速信号入力線が来ているので接続は簡単です。取付キット付属の変換カプラーに車速信号入力線に接続するギボシ端子があるので、これを利用し、カーナビ側の車速信号入力線にギボシ端子のオス側を取り付け接続すればOK。カーナビ側のケーブルは3mもあるので、適当な長さにカットしてからギボシ端子を取り付ける方がイイでしょう。

パーキングブレーキスイッチへの接続

続いてパーキングブレーキスイッチ。取付キットの説明書では若草色のケーブルです。
これは安全のため、走行中にカーナビ画面を操作出来なくするために必要なものです。このケーブルはパーキングブレーキが解除されるとアースされるケーブルに割り込ませるのが正規の取付なんですが、これでは助手席に座った人も操作できなくなるため不便。そこで手持ちのY型端子を取り付けボディアースとしました。これで走行中にもカーナビを操作出来るようになりますが、マネされる場合はあくまでも自己責任でお願いします。

自己責任でお願いします。

バック信号入力線への取付

次はバック信号入力。カーナビ側の配線は紫に白の線があるケーブルになります。
カーナビ付属の取付説明書ではバックランプに割り込ませて接続するよう記載がありますが、取付キット付属の取付説明書を見ると運転席側ダッシュボード内部のヒューズボックス付近より接続する方法が載っていたため、こちらの方法で接続しました。接続するのは下の画像にある緑に銀の点があるケーブル。

ここに接続します。

このケーブルにカーナビ付属のワンタッチカプラーを使って接続します。ワンタッチカプラーは確実性が低いので嫌いなんですが、この位置に配線するには他の方法では狭いこともあって厳しいので止むを得ません。

しかしこのケーブル。長さが8mもあるため途中でカットしたかったものの、付属ケーブルの途中にヒューズ抵抗が取り付けられていたことからカットせず接続しました。その為、余ったケーブルは束ねてダッシュボード奥に突っ込んでおきます。

長すぎて邪魔ですが仕方ないですね。

その他のケーブルについては取付キットのギボシ端子と接続するだけ。

フィルムアンテナの取付

楽ナビ「AVIC-MRZ77」はワンセグチューナー内蔵モデルとなり、アンテナはフィルムアンテナ1枚のみ。これがGPSアンテナも兼ねているようです。そこでフィルムアンテナを貼り付ける前に、フィルムアンテナへの配線を先に引き回しておきます。

助手席側のドアを開け、ドアモールを引っ張って外しAピラーの内張を外します。内張はクリップで固定されているだけなので上端の隙間から引っ張って外せば簡単に外れます。

端からゆっくり引き外します。

内張を外した後、ダッシュボード側面の隙間からフィルムアンテナの配線を引き込み、Aピラー沿いにある既存の他の配線と共に天井まで引き込み固定しておきます。購入時に配線を束ねてあるモールでまとめておく程度でOKですが、配線が遊ばないように固定します。固定しておかないと振動による断線や走行中の異音の原因となります。

配線が遊ばないように固定します。

配線の取り回しが済んだところでフィルムアンテナの貼付です。貼付方法は付属説明書通りなので詳細は割愛して貼り付けた位置の画像を参考までに貼っておきます。

助手席側の点検シールの横に貼りました。

この位置で取付説明書の推奨位置とほぼ同じ位置になったと思います。この位置でも運転席からは視界の妨げにはならず特に問題ありません。最後にAピラーの内張を復旧しますが、配線を挟み込まないよう注意が必要です。余った配線は助手席側の足下のカーペットの下に隠しておきました。

ハンズフリーマイクの固定

ハンズフリーマイクの固定はステアリングコラムの上に付属の両面テープで固定としました。この位置だと配線を隠すのが楽ですからね。余った配線は適当にまとめてダッシュボードの裏側にテープで貼り付けておきました。

USBメモリ接続用のケーブル取り回し

楽ナビLite AVIC-MRZ77はUSBメモリの接続にも対応しており、USBメモリ接続用のケーブルの接続も行いました。今回は接続端部をグローブボックス内部に収まるよう配線しました。FITのグローブボックス側面は配線が通しやすいように溝があり簡単に配線出来ました。

これで接続すべき配線は全て引き回せたはず。あとはカーナビ本体をインパネに固定するだけです。

カーナビ本体の固定

カーナビ本体を固定する前に、カーナビ本体と変換カプラーとを接続する配線の色が間違えていないか確認しましょう。誤った接続は故障の原因にもなります。多くあるケーブルを全て接続した後のカーナビ後端はこんな感じ。

ゴチャゴチャです。

このぐちゃぐちゃなケーブルを丁寧にダッシュボード内に納めながらカーナビ本体を挿入します。カーナビ本体に取り付けた固定金具でダッシュボードを傷つけないように気を付けながらダッシュボード内に収めます。また配線が途中で引っ掛からないようにも注意しましょう。あとハザードスイッチへのカプラーを一緒に奥へ押し込まないよう予め手前側に持ってきておく事をオススメします。所定の位置にカーナビ本体が収まれば取付キット付属のタッピングネジで固定します。

無事カーナビ本体が固定出来ればインパネへハザードスイッチへのコネクタを接続してダッシュボードへ取り付ければ作業終了です。キーをACCまで捻って動作確認します。

無事起動!

ブログ用の写真を撮りながらの作業だったので作業時間は3時間となりましたが、カーナビ取付金具の固定を間違わず、写真も撮らずに作業すれば2時間ちょっとで取り付けられるかと思います。基本的には取付キット付属の取付説明書通りに作業を行えば問題ないと思いますが、ダッシュボード裏面への配線やカーナビ本体の固定などが注意点でしょうか。

この一連の取付記事が参考となりましたら幸いです。

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