車中泊が可能か検証してみた話

今回は我が家の2代目FITで快適な車中泊が可能か検証してみた話。どのように準備を行ったかや、実際に車中泊してみた感想など書いてみたいと思います。

久しぶりの投稿となりますが、近年のコロナウイルス感染症の影響によりアウトドア活動が流行っていますよね。ワタシも釣りが好きなアウトドア派。キャンプにも興味があるんですが、緊急事態宣言などのおかげでキャンプ場も閉鎖されているところが多い状況。そんな中で注目したのが車中泊。

FITはシートアレンジも多彩なので車中泊も可能だろうと思い、色々調べながら出来るだけ安価に快適な車中泊ができる方法を検証してみましたので記事にしたいと思います。

窓の目隠しは必須!

車中泊を行うにあたり、まず気になるのが外からの視線。気になりますよね。誰も居ない場所だとしても「何か」に見られているかもしれないという気になってしまいます。そこで窓の目隠し方法についてGoogle検索で調べてみたところ、アルミマットで自作されている方を発見。これなら簡単だし断熱性も期待できそうと思い、近所のコーナンへアルミマットを買いに行きました。

パイナップル柄が何とも言えませんが、裏面は普通のアルミマットと同じシルバーでした。セールで500円で売り出されていたためコレに決定。2つ購入しました。

さて買ってきたアルミマットを窓の形に合わせてカットしていく訳ですが、アルミマットを効率よく使用するために窓の型取りを行うこととしました。型取りには養生テープを使用し、車内から窓に養生テープを奇麗に貼り付けた上から油性マジックで窓の形を書き写す方法を採りました。

油性マジックで書いた後はバラバラにならないよう慎重に窓から剥がし、油性マジックの線の上をカットしてからアルミマットに貼り付けます。この方法であれば湾曲している窓でも奇麗に型取り可能です。

続いてアルミマットのカットを行うのですが、この型紙の通りにカットせず、5センチほど大きくカットします。型紙より大きくする理由は、窓ガラスと内張の隙間にアルミマットを押し込んで固定するからです。そのため、型紙を作る際も少し大きめにしておけばカットして微調整できるので適当でも大丈夫です。

実際にカットしたアルミマットを窓に装着してみました。内張との隙間に押し込んでいくと奇麗に装着出来ました。このとき使用したのは家の片隅に転がっていた色褪せたアルミマットでしたが、フィット感は結構いい感じです。

ただこの方法だと養生テープを大量消費しなければならず、勿体ないと判断。リアハッチやドアについては作業性も良いことから型紙を使用せず、直接アルミマットを押し付けて型取りすることに。どうせ大きめにカットするんですから少々適当でも大丈夫。

リアハッチは縦に3分割するとアルミマットが無駄なく使用できました。リアハッチもガラスと内張の隙間にアルミマットを押し込めばピッタリと装着出来ます。この調子でドアも作業を進めます。ちなみにフロントガラスは作業困難と判断し、市販のアルミサンシェードを使用することとしました。これで窓の目隠しは完璧。ちなみに車外から見るとこんな感じです。

シートアレンジをどうするか?

次はFITの車内でどうやって寝るかを考えます。FITはシートアレンジが色々変更可能ですが、今回はひとりで釣りに行く際の車中泊を想定し、可能な限り荷物が載せられるようにしながらも簡単に寝ることが出来るよう考えた結果、左側後部座席を格納し場所を確保することとしました。助手席はシート位置を一番前に動かし、後部座席との隙間には折りたたみ式の踏み台を置いて隙間を埋めました。

これでフラットになった場所に車中泊マットを敷いてみるとぴったりフィット。これはイイ感じ。

この車中泊マットは楽天で購入したものですが、厚みが5センチあるため後部座席の凹凸も気になりませんでした。

実際に車中泊してみた

窓の目隠しも完成し、車中泊マットも敷けたため、試しに自宅前の駐車場で車中泊を行ってみました。時期は4月下旬。まだ夜は少し肌寒いため、シュラフも用意しておきました。

試した結果、頭の位置は画像の通り前側にしました。こっちの方が頭上の開放感があり圧迫感を感じませんでした。

その他にもLEDランタンやkindleやイヤホンを用意。夕飯を終え、片付けも終わった頃、嫁さんに「今日は車で寝てみる」と伝え、水筒に焼酎水割りを注いで車内へ。シュラフに潜り込み、kindleで映画を見ながら過ごしていると、自宅前の駐車場であることを忘れるほど快適。映画も終わり、一旦トイレのために自宅に戻りましたが、再び車内へ戻って就寝。朝まで大きな問題もなく寝ることが出来ました。

ただし身長170センチのワタシですが、右足が完全にまっすぐ伸ばせず少し斜めになって寝るような感じでした。そのため、このシートアレンジでは身長170センチまでが限界でしょう。170センチ以上を確保する場合は、助手席のヘッドレストを外してシートを後ろに倒してフルフラットにすればいけそうです。

こんな感じで2代目FITでも車中泊は可能だと言えそうです。今度は実際に車中泊旅行へ繰り出してみたいと思います。